法田寺は江戸時代初期、慶長11(1606)年に、平間の地に開かれました。開山は寶蔵院日廣上人、開基檀越は田島郷右エ門氏と伝えられています。法華経の「法」と田島氏の「田」を取り、法田寺と名付けられました。
昭和20(1945)年4月の川崎大空襲の折、境内伽藍全てを焼失しましたが、戦後に本堂と客殿を再建しました。平成に入り、天竺釈迦堂の新築・本堂内諸仏像の復興・境内すがり日蓮大菩薩像の建立・バリアフリー客殿の新築・永代供養付き霊園「南小杉メモリアル」の開園など伽藍整備を進めています。
昭和58年9月 第27世顕雄上人の長男として生まれる(幼名 崇文)
平成14年3月 芝高等学校を卒業
平成17年5月 日蓮宗第一期信行道場終了
平成17年6月 師父遷化、法田寺第28世の法燈を継承
平成18年8月 第1回平成寺子屋塾開講
平成19年3月 学習院大学文学部哲学科卒業(中高教員免許取得)
平成22年3月 立正大学仏教学部仏教学科卒業
平成22年4月 立正高校宗教科非常勤講師(~26年3月)
平成24年4月 立正大学大学院文学研究科仏教学専攻入学(~27年3月)
平成30年4月 立正大学大学院文学研究科仏教学専攻再入学 修士論文執筆
住職を拝命しております岸 顕崇(きし けんしゅう)です。平成17年6月、先代住職である師父の遷化にともない、28代目の法燈を継承しました。「志は高く 敷居は低く 誰もが笑顔で集う寺」を目指して精進の毎日です。
日蓮宗門内では主に布教師(法華経・日蓮聖人御遺文を用いた法話)・社会教導師(仏教精神に基づいた社会活動)として活動しています。また立正大学大学院文学研究科仏教学専攻に在籍し、江戸時代前期の僧である草山元政上人の門弟教育について研究を進めています。
宗門外では一般社団法人川崎青年会議所常任理事、川崎市相撲連盟副理事長、神演会歌謡道場会主などの職にあります。また「携わる方々の心身を癒したい」という思いからハワイ伝統のマッサージ、ロミロミのセラピスト資格を所持しています。
また教師として、これまで私立高校や学習塾で長く指導にあたってきました。子どもの教育、学習に関する諸相談がありましたら、遠慮無くお声かけ下さい。
<本堂> | 昭和43年に建立され、諸仏像が安置されています。 |
<客殿> | 2部屋開放あわせて80名が入れる客殿は木のぬくもりにあふれています。 |
<日本庭園> |
戦災から祖師像を守った池を中心とした庭園は、人々の心を和ませてくれます。 |
<すがり日蓮> |
日蓮聖人の若き頃のお姿です。力強く人々をお守り下さいます。 |
<霊園墓地> | 永代供養付き霊園として南小杉メモリアルがオープンしました。 |
<天竺釈迦堂> | 三角の特徴的な屋根は、お釈迦様が法華経を説かれた霊鷲山を模しています。 葬儀をはじめ、多目的に活用されています。 |